マスター・データ・ストアに関する情報を表示できます。
マスター・データ・ストアに関する情報をコマンドラインから表示するには、-self -listオプションを指定してttRepAdminユーティリティを使用します。
この例では、「複数サブスクライバ・スキーム」で説明されているマスター・データ・ストアの出力を示します。
> ttRepAdmin -dsn masterds -self -list Self host "server1", port auto, name "masterds", LSN 0/2114272各フィールドについては、例5.6を参照してください。
マスター・データ・ストアの情報をプログラムから取得するには、次のSQL SELECT文を使用して、TTREP.TTSTORESおよびTTREP.REPSTORES表を問い合せます。
SELECT t.host_name, t.rep_port_number, t.tt_store_name FROM ttrep.ttstores t, ttrep.repstores s WHERE t.is_local_store = 0x01 AND t.tt_store_id = s.tt_store_id;レプリケーション保持LSNを取得するには、ttBookmarkプロシージャを使用します(「レプリケート・ログ・レコードの表示」を参照)。
次に、マスター・データ・ストアに対する前述のSELECT文(「複数サブスクライバ・スキーム」を参照)の結果を示します。フィールドは、ホスト名、レプリケーション・ポート番号およびデータ・ストア名です。
< server1, 0, masterds>レプリケーション保持LSNを取得するには、ttBookmarkプロシージャをコールします。
> ttIsql masterds Command> call ttBookMark(); < 10, 928908, 10, 280540, 10, 927692 > 1 row found.出力フィールドは、次のように定義されています。
フィールド 説明 host データ・ストアのホスト・マシンの名前。 port このデータ・ストアからの更新を受信する別のデータ・ストアのレプリケーション・エージェントで使用されるTCP/IPポート。値が0(ゼロ)の場合は、レプリケーションでポートが自動的に割り当てられたことを示します。 name データ・ストアの名前。 Log File / Last written LSN ログ・ファイル、およびデータ・ストアに対して最後に生成されたトランザクション・ログ・レコードを識別するログ順序番号(LSN)。 Log File / Last LSN forced to disk ログ・ファイル、およびディスクに最後に書き込まれたトランザクション・ログ・レコードの場所を識別するLSN。ディスクレス・ロギングが有効になっている場合、この値は-1/-1になります。 Log File / Replication hold LSN ログ・ファイル、およびサブスクライバに送信するためにログ内に保持されている最下位(最も古い)レコードの場所を識別するLSN。値が-1/-1の場合は、レプリケーションがすべてのサブスクライバに対してStop状態であることを示します。